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最近のブラウザーは様々な機能を備えている上に、動画やらFlashやら巨大な画像やらと非常にメモリを使用してしまいます。

私が使用しているVFX系のソフトウェアも数ギガのファイルをコピーしまくり、開いては閉じを繰り返しているので、あっという間にメモリを消費していく。

「メモリを64GB搭載して安心!」なんて思っていた私が間違いでした。

 

とは言え、ソフトウェアを終了すればメモリを開放してくれれば問題ないのですが、これがなかなか開放してくればいのが困りどころです。

(主にAdobeさんのソフトウェアが目立つんです!)

 

メモリ解放のソフトウェアは、フリーも含め非常に多く存在する。

過去にも自動開放タイプも含め多くのソフトを試してきたが、開放までに時間がかかったり、しっかり開放されなかったりと満足のいくものは少なかった。

その中で今回紹介するソフトは私の中では定番ツールとなった

「empty.exe」

実はMicrosoftが配布している[Windows Server 2003 Resource Kit Tools]に含まれている機能の一つだ。

 

まずは[Windows Server 2003 Resource Kit Tools]をダウンロードします。

 

ダウンロードされたファイルは[rktools.exe]

しかし、そのままインストールしてしまうと余計な機能が追加されてしまいますので、このファイルを解凍し[empty.exe]を抽出します。

この際に使用する解凍ソフトは [WinRAR] [7Zip] などのexeファイルを展開できるツールを位置しよう使用します。

 

今回はWinRARで解凍・・・しかし [empty.exe]が無い

慌てることはありません、ソフトによってはこんな事もあります。

 

[rktools.msi]を[rktools.exe]と名前を書き換えます。

そしてこの[rktools.exe]を改めて解凍すると

 

出てきました!

この時rktoolsの中には194個ものファイルが存在しますので、何処かフォルダを指定して解凍したほうが良いでしょう。

 

次に[emply.exe]のみを次のフォルダへコピーします。

C:\Windows\System32

「このフォルダーへコピーするには管理者のアクセス~」とアラートが出る場合がありますが「続行」で

Windows 7/8/8.1/10全て64bit OSの方も、system32に入れて下さい。

 

後は実行するのみですが、毎度このフォルダへアクセスするのも危険なので、アクセスし易いよう、バッチファイルを作成します。

テキストファイルを作成し、下記テキストを貼り付け、ファイル名を [empty.bat]等で保存します。

 @echo off

empty.exe *

 

テキストファイルもこの様な表示になります。

後は、実効あるのみ!(管理者権限で実行の必要はありません)

タスクマネージャーを見ながら効果を確認してみましょう。

バッチファイルを作成しなくとも、コマンドプロンプトで

empty.exe *

と入力しても動作します。

 

しかし、純正でこんなに効果的なツールがあるなら標準で搭載してほしいところですね。

あっ、あくまで自己責任でお願いします。